いよいよ釣り開始 2001/09/08→2001/09/08

そんなわけでいよいよ朝が来た。今回は人数的に2艇頼んだんだけどもうちエレキが付いてるのはガイド役のボス(いかにも山岳ゲリラの親玉みたいな顔してるっていうか、事実ここのフィッシィングリゾート?の総支配人らしい。さらにボス船にはロッドホルダーじゃなくって自動小銃ホルダーが付いていたらしい)が乗る船のみらしい。もう1艇はエレキじゃなくってパドルだ。そう、人間が漕いでエレキの役目をするらしい。とりあえず初日はコウモン様と石丸さんがボス船。オレと山田さんがパドル船に乗って出発となった。んで、2艇とも同じ釣り場へ向かうのかと思ったら全くの別行動。とっても不安だ。離ればなれでポイントへ向かう。で、エンジンで移動する事数十分。ワンドの奥で船は停止。ガイド役のおじさんが船の先端に座ってパドルで漕ぎだし、ショアラインを流し出す。早速釣り開始だ。が、しかし、どーやって釣りすんのかさっぱり解らない。タイ語で山田さんにいろいろ聞いてもらった所、やはりスイッシャーがいいみたいなので岸際にキャストしまくってみる。がしかし全く釣れる気がしない。っつーかかなり透明度が高くって水の中丸見えで魚なんて全くいないんだもん。本当に釣れるのか?っつーか魚いんのか?



朝食風景。なんか油で揚げたパンみたいなの。タイ料理よっか美味しかったりして。でもコーヒーは今一。



いよいよ出船。真ん中の赤い人がボス。しかし、この時の船の選択が運命の分かれ道に・・・



移動中に見たタイの寺院?こーいうの見るとやっぱ異国に来たんだなーって実感してしまうな。

初アタック
そんな感じの全くダメダメがしばらく続いた後にいきなりパドルおじさんが湖面を指さしてなんか言ってる。どーやら魚いるからキャストしろって言ってるらしい。(byタイ語)で、オレも湖面を凝視したら、いたよ、雷魚しかも2匹。水面直下を泳いでる。すかさずバズベイトをキャスト。そしてアタック!がしかし、バズだけに乗りが悪くってフッキングには至らず。その後山田さんと二人でしつこくキャストを繰り返すが山田さんに1回アタックが有ったのみで結局釣れなかった。で、その後はまた単調なショアラインを永遠に流すだけの釣り。一度オレのセンコーに謎の魚が群で追って来てバイトしたがフッキングには至らず。結局その後雷魚を発見する事はなく午前の部終尿。

午後の部
昼飯の為一度水上コテージへ戻る。で、聞いたらボス艇の二人も釣れなかったらしい。しかし、ガイド役のはずのボス自身がプラシャドゥーを1匹釣っちゃったらしい。で、いろいろ聞いた所、やはり、完璧なサイトフィッシィングでボスは頻繁に魚を探して動き回り、見つけたら釣りを始めるらしい。よって釣れないまでも魚はかなり見つけたらしい。オレらのパドルおじさんとは大違いだ。そんなわけで午後はオレらもサイトの釣りが出来るようにパドルおじさんにお願いしてみることにした。で、午後の部スタート。とりあえず最初はパドルおじさんに任せてポイントへ向かう。が、しかし、またもや単調な
ショアラインを流し出した。しばらくは適当にいろんなルアーキャストしてたんだけどもどー考えても釣れる気がせんので、山田さんにタイ語で魚が見える所へ連れてけってお願いした。おじさんは理解したのかとりあえずその場を移動。が、しかし、ポイントへは向かわずに水辺に有る変な小屋の前で船を止める。山田さんがふどーしたのか訪ねるとおじさんは「どこに魚いるか聞いて来る」って。

知らねーんじゃん、このおやじ!

そんなわけでこの


ミャンマー
かなりの時間移動してたどり着いて所はミャンマーとの国境地帯。しかも湖上に国境警備隊みたいなのがいる。おじさん、そこに船止めてなんか話してる。どーやらミャンマーで釣りさせろって言ってるらしい。結果はOK。そしておじさん、かなり得意そう。山田さんによれば

「オレに任せればミャンマー入るのは顔パスだぜぃ!」

って言ってるらしい。しかもかなり得意げ。で、どこ行くのかと思ったらなんと!またもやミャンマー入ってすぐの単調なショアラインを流し出した。これじゃー意味無いじゃん!よーするにこのおじさん、魚がいるからミャンマーに連れて来たわけではなくって単にミャンマーに顔パスで入れる事を自慢したかっただけらしい。ガーン。そんなわけでこれからこのおじさんをミャンマーおじさんと呼ぶ事にしよう。で、もー何言っても無駄みたいなんで諦めてミャンマーで釣りする事にした。でもどー考えても雷魚は釣れそうに無いんで諦めてミノーを永遠に投げる。したら釣れた。プラカスーが。でも鯉が苦手なオレとしてはあんまりうれしくなーい。っつーか、空しい。


雷魚!
が、しかし!そんなミノー投げまくりしてる時に岸際に明かな雷魚の魚影を発見!しかもかなりでかそう。ミャンマーおじさんに指さして教える。っつーか、おじさんガイドなんだから先見つけろっつーの!時間的にも雷魚釣るのには最後のチャンスっぽい。雷魚はゆっくりと移動してる。そこへルアーをキャストしまくる。山田さんはオレに気を使ってくれて投げない。が、しかし、一向に喰ってくる気配が無い。でもこれを諦めたらもーチャンスはないだろうからずーっと追いかけて行ってキャストし続ける。で、数十キャスト目に雷魚の鼻っつらをルアーが通った瞬間。

「ボン!」

出た!いや違う。ミャンマーおじさんが口で補食の真似しただけ。アホかー!船からおじさんを突き落としたくなる衝動をぐっとこらえて再びひたすらキャストを続ける。で、もーいい加減諦めかけた頃に

「どっぱーん!」

って今度は本当にアタックしてきた。しかもすんごい迫力。不意をつかれて一瞬何が起きたか解らなかったが、いきなりロッドが持っていかれて船から落ちそうになる。さらに、すんげー引きで腕だけではロッドがささえきれず、慌ててグリップエンドを脇腹に当ててぐっとこらえるも魚は船の真下にグイグイ入って行って引きが強くて全くリールが巻けない。ウォーどーすりゃいーんだー。って耐えてたらばれた。日本の雷魚釣り的にドラグをぎゅーぎゅーに閉めてたんでラインが全く出てゆかずに口切れしたと思われる。あーショック。本日最後のチャンスだっただろうになー。

んで、その後風が出て来ておじさんがパドルこぐのが辛くなったみたいなので移動する事に。風裏の対岸へ。しかし、その後雷魚を発見する事はなく、ミノーでやや大きめのプラカスーをもう1匹追加して。初日終了となった。




これが海外発フィッシュのプラカスー。鯉チックだけども鯉じゃなくって肉食らしい。ヒレが赤いのが特徴。



二匹目。こっちは結構サイズが良かったせいか、かなり引いた。でもあんまりうれしくない。



プラカスー。オレが釣りたいのはプラシャドゥー。

ちなみにボス艇はやはり魚を見つけながら釣る釣りで全員プラシャドゥーをゲットしたらしい。まーでもおじさんのおかげで国境越えてミャンマーにも行けたし、雷魚は釣れなかったけどプラカスーは2匹釣れたんで初日はよしとして満足するか。

イヤ。満足出来るかぁ!!!オレは雷魚釣りに来たんだっちゅーに。




そんなわけで翌日はボス船に乗ってちゃんと雷魚釣りするぞ!
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